高速運転では飛ばさない

高速道路で運転するときは、飛ばさずに流れに沿って運転しましょう。

高速道路に乗るくらいですから、移動距離は長いのでしょう。長距離運転は疲れるものです。

少しでも運転時間を減らしたくて、つい飛ばしたくなる気持ちはわかります。

しかし時間や疲れ方を考えると、飛ばさずに流れに沿ったほうが良いです。

なぜ飛ばすことに意味がないのかと言えば、飛ばしても到着時間はそこまで縮まりませんし、トラブルに合うリスクが高まるだけだからです。

所要時間がそんなに変わらないのであれば、飛ばすことで得られる爽快感よりも、安全運転をして疲れず、リスクを負わずに運転するべきではないでしょうか。

到着時間の差は大抵の場合は数十分程度でしょう。

例えば360 kmの距離を100km/hと120km/hで走る場合を比べてみます。

単純な所要時間は前者が3時間36分、後者が3時間ちょうどです。

法を犯して飛ばしたとしても36分しか縮まりません。

120km/hで3時間走り続けられれば良いですが、前の車が飛ばさない区間があればかかる時間は増えてしまいます。

さらに120km/hは速度違反ですから、当然警察に見つかれば検挙されます。

そうすると、100km/hで走るよりも所要時間が増えるでしょう。

結局の所、少し飛ばす程度では、休憩時間でなくなるくらいの時間しか縮まらないのです。

また高速運転で無理をすれば疲れはたまりますし、車線変更の繰り返しも起こるでしょうから事故のリスクは高まります。

走行車線で一定速度を維持するだけであれば、前後の車間距離や左右からの車線変更に注意するだけで良いです。

しかし追越車線を使って前の車を追い越すのであればそうは行きません。

追越車線は原則的には前の車を追い越すときにのみ使うものです。ですから追越車線に車線変更する、走行車線に戻るというプラスの労力が発生します。

疲れが溜まればミスをしやすくなります。

高速道路でのミスは命取りですから、しっかり休みを取らないと危険です。

またずっと追越車線を使うような車や、無茶苦茶な追い越しをする車と遭遇する確率が高まりますので、トラブルにあってしまうかもしれません。

無理に飛ばすことはマイナス面も大きいのです。

高速道路で運転するときは無理をしないで、流れに沿うことを意識しましょう。

流れに沿って運転しても、運転時間はそんなに増えませんし、無理やり飛ばすよりも疲れ方が軽くなります。

結果として、飛ばすよりもストレス無く運転することが出来るのです。

Tactics

Posted by nemuio