成功者の体験談から学ぶ
世の中には成功者の体験談が溢れています。ネットニュースなどで成功者のインタビュー記事を見かけることも多いでしょう。
あなたは成功者の体験談を見たときにどんな風に感じますか。もし自分には当てはまらないだとか、たまたま上手くいっただけだとか、時代が違うなどと思うのであれば少し見方を変えてみましょう。
なぜ成功者の体験を受け入れられないのか
成功者の体験を素直に受け入れづらいのはなぜでしょうか。成功者の体験が今のあなたとは全く違ったものだからなのではないですか。成功者が体験を語る理由がわからなければ、自分を騙そうとか、洗脳しようとしているのではと警戒してしまうでしょう。
人間誰しも現状を肯定したい気持ちを持っています。現状を変えるには大きな勇気が必要です。否定するという目的が無意識にあれば、受け入れられない理由はいくらでも浮かんでくるのです。
成功者が自分の体験を語る理由
成功者が自分の体験を語るのは、人に伝えることで社会的な貢献をしたいという欲求を満たしたいからです。
マズローによれば、人間の欲求は6段階に分けることができます。具体的には生理、安全、愛、承認、自己実現、組織充足です。人間は本能的な欲求から満そうとします。生理的欲求、安全、愛に対する欲求が満たされていれば、人から認められたい、なりたい自分になりたいという欲が湧くでしょう。
多くの人は承認や自己実現の段階で悩んでいると思います。これに対して成功者というのは大抵の欲求が満たされた状態です。大抵の欲求が満たされた後に、やりたいと思うのが社会貢献です。自分の成功までの体験を人に伝えて、後進の役に立ちたいというのは成功者のやりたいことです。そういう体験談は疑って見るのではなく、素直に知ろうとすることが大事です。
マネするだけでは意味がない
成功者のマネをして満足するケースについては私も手放しで賛成はしません。成功者は試行錯誤して、自分なりの理屈を持ってたどり着いた方法を紹介しているのです。紹介されている方法は、そこに行きつくまでに考えたことまで理解しないと意味がありません。
成功者がたどりついた方法を自分に落とし込むには、試行錯誤が必要です。マネすることは目的ではなく成功者の考えを理解するための手段なのです。
まとめ
世の中には成功者の体験談が溢れています。そういった体験談を自分にはできないと思うのではなく、どうすれば取り入れられるのかということを考えて読むようにしましょう。成功者の体験談は、読者により良く生きて欲しいという社会貢献欲から語られています。今の自分を変えるのを恐れず、他の人の成功体験を受け入れていきましょう。違う考え方を受け入れ自分を変えていくことは、あなたの人生をより良いものにしてくれます。