他人のせいではなく自分が原因で考える

日常生活の中で、つい上手くいっていないことを、他人のせいにしてしまうことはありませんか。

上手く行っていないのが他人のせいであれば、つい相手に不満をぶつけてしまうかもしれません。しかし、相手をやり込めたところで、相手が嫌な気持ちになるだけで終わってしまいます。また、そのやり取りがしこりとなって、相手との関係がギクシャクしてしまうかもしれません。

それに他人のせいだとしても、大元をたどるとあなた自身に原因がある可能性もあります。上手くいかないことがあれば、誰かのせいにするだけでなく、自分自身がどうするべきだったのかという原因を考えてみることが大事です。

子どもが言うことをきかないのはなぜ

他人のせいで上手くいっていないケースとして、子どもが片付けをしない場合を考えてみましょう。あなたは片付けについてしっかり教えているし、指示も出しているのだから、やらないのは子ども自身の問題だと思うかもしれません。しかし子どもがなぜ片付けをしないのか、そこにあなた自身が原因となっていることはないかを考えてみましょう。

相手の行動の目的を掘り下げよう

アドラーの目的論によると、行動には目的があるそうです。子どもが片付けをしない目的を掘り下げてみましょう。子どもは片付けをしないことで得られる結果は怒られることになります。怒られることが目的なんておかしいですよね。しかし怒られることではなく、注目してもらうことであったりかまってもらうことが目的と考えてみたらどうでしょう。子どもにとってあなたからのコミュニケーションが不十分だから、かまってもらいたくて片付けないと考えれば、理屈は通ります。もちろんそれが本当の原因なのかはわかりません。しかし、そう考えて子どもとコミュニケーションを取るようにすれば、状況は変わるかもしれませんよ。自分が原因だと考えて、悪いところを直していくことは、必ず成功に繋がります。

まとめ

上手くいっていないことを他人のせいと考えるのは簡単です。原因が他人にあるのであれば、あなた自身が問題を掘り下げようがないですから、相手が悪いで済みます。しかし、本当に問題がないのでしょうか。他人のせいで上手くいってないのであれば、なぜ上手くいかなかったのか、その目的は何なのかをまず考えてみましょう。目的が何なのか掘り下げて考えて、そこにあなた自身が原因と考えられる要素があるのであれば、直していきましょう。人生は仮説を考えて良くしていくことの繰り返しです。自分が原因であるという仮説を立てて、それを直していけば、人生をより良くすることができるはずです。

時間術

Posted by nemuio