ストイックな人が周りに寛容になるべきたった一つの理由
あなたはストイックに生きていますか。
ストイックとまではいかなくとも、なりたい自分があって、それに向かって日々努力しているのであれば素晴らしいことだと思います。
しかし、そのストイックさを周りにも求めてはいけません。
周りの人はあなたとは価値観が違うのです。
価値観が違う人にストイックさを求めると、相手にもあなた自身にもストレスを生み出します。
ストイックさは自分だけに向けて、周りに対しては寛容に生きましょう。
成長したいというのはストイック
あなたがなりたい自分に向かって日々努力しているのであれば、それは素晴らしいことです。
仕事を通じて成長したい、健康な体を維持したい、運動や美容に力を入れて見た目を良くしたいなど、なりたい自分は色々あるでしょう。なりたい自分が明確であれば、それに向かって勉強したり、運動したり、生活習慣を改めたりといった努力することが重要です。間違った努力でなければ、目標に近づいて行けることでしょう。
なりたい自分のために自分で決めたことを続ける。なりたい自分のために余計な欲求は切り捨てるというのは、ストイックと言い換えることができます。
自分自身がストイックであることは、成長するために大事なことです。
ストイックな人と周りの意識のズレ
ストイックな人は、自分自身が良いと思っているからこそ努力をしていることでしょう。そして、その内容が一般的なことであれば、自分の周りの人もやった方が良いと思うものです。例えば、健康のために運動するだとか、睡眠時間をちゃんと確保するのような当たり前のことであれば、周りの人にもやるべきだと思うのは自然なことでしょう。
問題は周りの人が実際にどう考えているかどうかです。
例えば健康にのための努力について伝えること考えてみましょう。相手が健康のために努力したいという人なら、まだ話は通じるでしょう。健康は意識しているが、そのために時間を割いたり我慢したりするのは嫌という人だとどうでしょうか。健康でなくていいから太く短く好き勝手に生きたいという人が相手だと、最初から拒絶されてしまうかもしれません。
あなたが意識しているほどには、周りの人はストイックではないのです。
周りの人に寛容でないことがストレスを生む
あなたが良かれと思って勧めることでも、相手の意識がズレていれば受け入れられないことでしょう。
あなた自身も、自分と同じレベルを求めるわけではないと思います。自分にとっての最低限を勧めているのに、受け入れられないとなると、”なんでこんなこともやらないんだ”と思ってしまうかもしれません。あなたがやって欲しいという希望に対して、相手がやらないという現実との差が、ストレスを生んでしまいます。
相手もそうです。相手の価値観としては、精々やった方が良いいくらいの認識でしょう。言われたことをやらないとあなたから責められたら、当然それはストレスになります。
あなたが寛容にならなければ、あなた自身も相手もストレスになるのです。
周りに寛容になるべき理由
周りに寛容になるべき理由は、寛容でないことで生まれるストレスを起こさないことです。
周りとのコミュニケーションで大事なのは、周りの人と自分は価値観が違うということをちゃんと認識することです。
価値観が違うのだから、自分とは違うように考えて行動するのだと意識しましょう。そうすれば相手がやらないことを理解できます。周りとの意識のズレを理解し納得すれば、周りに寛容になることできます。周りに寛容になれば、意識のズレからくるストレスが起こらなくなるのです。
まとめ
あなたに自分を良くしたいという思いがあるのであれば、それは良いことです。そのための行動は続けるべきでしょう。
しかし、自分にとって良いことでも、周りの人にとっても良いとは限りません。周りの人と自分は価値観が違うのです。価値観が違う人に、あなたにとって良いことをするのを望んでも、お互いのストレスになってしまいます。
周りの人には寛容になれば、不要な衝突を防ぐことができます。自分と周りの人が違うことを理解し、寛容になることを意識するようにしましょう。