運動のすすめ
健康と運動
健康な生活のために大事な要素の1つが運動です。皆さん運動はされていますか。
年を取っていくと健康のために運動しましょうと言われます。健康診断では毎週運動しているかだとか、今後運動を習慣にするつもりはあるかだとか確認されているのではないでしょうか。健康診断などで繰り返し言われているので、健康のために運動が大事なのは皆さん認識していることでしょう。しかしなぜ運動が健康のために有効なのかと言われて、パッと言葉にできる人はそんなにいないのではないでしょうか。そこで今日は、運動がどのように健康のために役立つのかを整理してみたいと思います。
運動の効果
運動は血行促進と成長ホルモンの分泌のために必要です。
血液は全身に酸素や栄養をおくります。血液がおくられるのは体が必要だと認識している部位です。人間の体は賢いので必要のないところには最低限しか血液を流しません。全身を意図的に動かさないと、血液がおくられないようになり血行が悪化します。そうならないように血行を促進させる必要があります。
成長ホルモンは分泌されることで代謝が良くなり、脂肪が燃焼します。また筋肉増強に直接効果はないようですが、成長ホルモンの刺激によって分泌される別のホルモンが筋肥大に効果があります。成長ホルモンの分泌は年を取るごとに減っていきますので、筋肉が付きにくくなります。筋肉が付きにくくなったときに運動をしていないと、筋肉は減っていき基礎代謝が下がっていきます。そうなると太りやすくなるのです。
平たく言えば、年を取ると太りやすくなるのは基礎代謝が下がるからなので、基礎代謝を維持するために運動した方が良いということですね。
運動は血行促進や成長ホルモンの分泌以外にもセロトニンを分泌するので、精神安定にも役に立ちます。
おすすめの運動
実際にどんな運動をすべきかというとやはり基本はウォーキングです。有酸素運動でいうと週2時間できればよいと言われています。しかしそこまでできなくてもやらないよりやった方がいいのは間違いありません。5~10分、週1,2回でいいのでまずは体を動かすのが大事です。それくらいなら通勤で毎日歩いているというのであれば、それはそれで十分だと思います。私自身の経験ですが、転勤で車通勤で殆ど歩かない生活から、自宅から駅も駅から会社もそれぞれ徒歩10分以上という生活に変わったときには徐々に体重が減っていき、大体5年間で15kgの減量になりました。通勤で歩く時間がそれなりにあるのであれば、あまり運動は意識しなくても良いかもしれません。逆に車通勤だとか自宅も会社も駅近だとかで殆ど歩かない生活ならば、意図的に歩く習慣を持った方が良いでしょう。
ウォーキング以外の運動
ウォーキング以外でのおすすめはやはり筋トレですね。ウォーキングなどの有酸素運動で体重は落ちますが、体型はコントロール出来ません。血行促進や成長ホルモンの分泌を狙いつつ、理想の体型に近づけるには筋トレです。運動の効果がありつつ胸板を厚くする、腰回りを補足するといった意図的な体型コントロールをできるのが筋トレのいいところです。
まとめ
健康のために運動することは重要です。運動には血行促進や成長ホルモンの分泌といった効果があります。実際の運動としておすすめなのはやはりウォーキングと筋トレです。どちらも少しずつでも効果はありますので、続けることが大事です。健康な体を維持するためにも、運動習慣を身に着けるようにしましょう。