肌の健康には太陽光が必要!必要な紫外線量を理解しよう
あなたは肌の健康に気をつけていますか。肌の健康のためには日焼けを防ぐことが大事です。肌の露出を抑えて、露出しているところにしっかりと日焼け止めを塗れば、日焼けは防ぐことができます。肌を守るためには紫外線対策が必要不可欠です。
しかし、紫外線対策をしすぎるとビタミンDの生成やセロトニンの分泌まで抑えてしまいます。紫外線が弱い時間帯であれば、そこまで肌にダメージはありませんし、適度なセロトニン分泌やビタミンDの生成は肌にプラスもあります。
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肌の健康のための睡眠とホルモン
肌の健康に必要な要素といえば、なんといっても睡眠です。睡眠をしっかり取ることで成長ホルモンの分泌を促し、肌の細胞を活性化させることができます。
睡眠をしっかり取る為に重要なのが、セロトニンとメラトニンというホルモンです。セロトニンは心の安定や自律神経の安定に効果があり、太陽光を浴びることで分泌が高まります。メラトニンは睡眠を促すホルモンで夜になると分泌されます。朝太陽光を浴びて体内時計をリセットすることで、夜寝るときににメラトニンが分泌され睡眠の質が高まるのです。
ホルモン分泌に必要なのは太陽光?紫外線?
睡眠のために必要なホルモン分泌を促すことは肌の健康につながります。しかし、実際のところホルモン分泌に必要なのは、太陽光なのでしょうか、それとも紫外線なのでしょうか。
ホルモン分泌に必要な要素については諸説あります。ホルモン分泌に必要なのは、紫外線ではなく可視光であるという見解もありますし、太陽光=紫外線としている見解もあります。また、紫外線対策をしたとしても、全ての紫外線を防ぐことはできないという意見もあります。
ホルモン分泌に関していえば、紫外線対策をした上で太陽光を浴びても一定の効果は得られる、と私は考えています。
紫外線とビタミンD
肌に紫外線を浴びることで、体の中でビタミンDが合成されます。肌の健康という意味では、ビタミンDによる肌細胞の成長促進効果が期待できます。それ以外にもビタミンDはカルシウムの吸収に必要となるため骨の健康にも繋がりますし、脳の認知機能を向上させる、大腸ガンの予防に効果がある、という研究結果もあります。また、紫外線を浴びることで、血圧が下がりますので、高血圧の対策にも有効です。
ビタミンDのためにはどのくらいの紫外線が必要なのか
ビタミンDを合成するために必要な紫外線は、一般的な成人の場合だと両手ぐらいの面積で15分程度浴びれば十分と言われています。ただし、歳を取ると肌のビタミンD生成能力が下がってしまいますので、両手で15分では足りないでしょう。骨やガンなど様々なリスクに効果があることを考えると、時間もしくは面積を増やすべきだと思います。
紫外線はホルモン分泌には必要ないかもしれませんが、ビタミンDの合成には必要なので最低限の太陽光は浴びるようにした方が良いでしょう。
まとめ
肌の健康と太陽光には密接な関係があります。太陽光の力で睡眠の質を高めることは、肌の健康のためにとても重要なことです。
太陽光の中の紫外線は、肌に悪影響を及ぼすので対策は必要です。しかし、紫外線を適量を浴びることは、ビタミンDの合成に必要ですし、様々なリスクに対しての効果もあります。
太陽光、紫外線のメリット・デメリットを正しく理解し、必要な分だけ浴びるよう意識しましょう。