自己理解深化とコミュニケーション向上のマニュアル法
こんにちは、いおねむです。
今日は、「当たり前のこと」を伝えるためのマニュアル化について探りたいと思います。
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当たり前という概念について
「当たり前」という言葉はどのような場面で使われるでしょうか?
一般的には、誰もが理解しているとされる普遍的な事実や行動などを指すことが多いです。
でも、その「当たり前」は実際にはそんなに実行されていないし、理解もされていません。
例えば、あなたが怒りや悲しみなどの強い感情に襲われたときにはどう考えますか?
「落ち着こう」「感情を抑えよう」と思うのではないでしょうか。
しかし、現実はそんなに単純ではありません。
怒りや悲しみは我々の意志とは関係なく湧き上がってきますよね。
その感情をコントロールするのは簡単ではないのです。
これこそが、当たり前が実行されていない一例と言えるでしょう。
そして、当たり前のことの具体的な方法を明らかにすることがマニュアル化の役割です。
また、「当たり前のこと」はその内容以上に、誰がそれを言ったのかが影響するもの。
話し手がどのような立場や経験を持っているのかで、受け取り方は大きく変わるでしょう。
受け取り方について理解することで、自分の経験や考えが他人にも伝わりやすくなるのです。
当たり前のことをマニュアル化する
では、具体的に「当たり前のこと」を他人に伝えるためにはどうすればいいのでしょうか?
それこそがマニュアル化です。
例えば、自分の感情をコントロールするためのマニュアルを作るとしましょう。
以下はその一例です:
- 感情が湧いてきたとき、まずはその感情を認識する。
- 感情の源を探り、その感情が湧いてきた理由を理解する。
- 感情に支配されず、理性でその感情を見つめる。
- 自分がどう行動すべきか、その感情を元に決定する。
- 決定した行動を実行する。
マニュアルを作れば、抽象的な「当たり前のこと」を具体的な行動へと落とし込めるのです。
マニュアルを使った体験の伝達
マニュアル化することで、当たり前のことだけでなく体験を他人に伝えることも可能です。
自分が何を経験し、どう思い、どう行動したのかというのは、実は伝わりづらいもの。
特に、自分自身が経験したことは自明のように思えてすれ違いが起きがちです。
そのような時こそマニュアル化。
体験をマニュアル化すれば、他人にも具体的かつわかりやすく伝えられるでしょう。
マニュアル化を活用すれば、自身の経験や学びを他人と共有することが容易になります。
これは自己理解を深めるだけでなく、コミュニケーションを円滑にする助けになるでしょう。
まとめ
自己理解を深め、他人とのコミュニケーションを円滑にする方法についてお話ししました。
「当たり前のこと」をマニュアル化することはその一つ。
当たり前と思われることを実際に行うことは意外と大変です。
その過程を他人に伝えることは、自己理解を深め、人間関係を豊かにする重要なステップ。
何か新しいことを学ぶ時、経験や感想を他人に伝える時、マニュアル化を試してみませんか?
最後に、マニュアル化の考え方を利用した感情との向き合い方に関する本を紹介します。
お坊さんやスポーツ選手の視点から感情と向き合う具体的な方法が書かれています。
これらの本もマニュアル化の一環として、新たな視点を得るための参考にしてみてください。
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