習慣を実施する時間帯
習慣は実施する時間帯を考えることが大事です。
習慣は分類で言うならば、やらなければいけないことになるでしょう。
やらなきゃいけないことは、一気に終わらせてしまいたいという心理が働きます。
しかし、習慣以外のことも含め物事にはやるのに適した時間があります。
習慣を終わらすことを意識しすぎると、他のことをやるのに良くない時間しか残らないかもしれません。
物事を行う時間帯を意識するべき理由は、時間帯によって効果が変わるからです。また、やることによっては時間帯による制限があるでしょう。
物事には体内時計に関すること、体の機能の影響を受けること、周りの人の都合と合わせる必要があることなど様々なケースがあります。
ケースごとに実施するのに適した時間帯は異なるのです。
時間帯によって効果が変わる習慣の例として、朝の散歩や運動が挙げられます。
朝の散歩は当然ながら時間帯に意味があります。
良い睡眠を取るためには、夜にメラトニンというホルモンが分泌される必要があります。
このホルモンは朝日を浴びた約15時間後に分泌が増加します。
ホルモン分泌がちゃんと行われるようにするには、朝一で太陽の光を浴びることが重要です、
太陽の光により、脳内でメラトニンの材料となるセロトニンの合成が活発になります。
また体内時計がリセットされるので、夜寝る頃にはメラトニンの分泌が行われる様になるのです。
このホルモンのサイクルをちゃんと働かせるために、朝に散歩をすることが大事なのです。
参考: https://sleepdays.jp/articles/194
運動も時間帯によって効果が変わります。
食後30分以内に運動をすると、食べ物の消化のために胃腸に行くべき血流が、筋肉に分散してしまいます。
胃腸の血流が不十分になると、消化不良の原因となります。
空腹時は血液の中の糖分が不足しているので、エネルギーの確保が出来ません。
その状態で運動することで、目眩だとか集中力散漫になり怪我をするようなリスクが高まります。
睡眠前の運動も、内容によっては交感神経が優位になり、寝付きが悪くなるので注意です。
運動をするのであれば、そういった悪影響のある時間帯を避ける必要があります。
参考: https://allabout.co.jp/gm/gc/428224/
時間帯による制限があるものとしては、家族と過ごす時間が考えられます。
家族と過ごす時間というのは、家族のライフサイクルに左右されます。一緒に過ごしてコミュニケーションを取るのであれば、全員の空き時間があっていなければいけません。
家族と過ごす時間を大切にするためには、自分のための習慣を行う時間として、他の家族の空いている時間を避ける必要があるでしょう。
物事には実施するのに適した時間帯があります。
習慣を行うときには、一度にすべてを片付けたいという気持ちは抑えましょう。
一日の活動それぞれの効果が最大になるように、習慣とそれ以外のやることの時間を上手く振り分けることが大事です。