効果が出ない習慣と向き合う
効果が実感できない習慣は、理想と積み重ねを常に意識して続けていきましょう。
良かれと思って少しずつ積み重ねていることは、色々あると思います。
そういった習慣は大雑把に言えば効果が実感できるもの、実感できないものに分ける事ができます。
どちらの場合も最終的には価値のある積み重ねになるでしょうが、実感できない類の習慣については続けるべきかという自問自答がつきまといます。
効果が出なくても、続けてたどり着きたい理想とそのためにやってきた積み重ねた自負は自分の中に残ります。
積み重ねてきた過去となりたい未来を意識して、心折れずに続けていくことが大事です。
なぜ効果を実感できないことで、習慣をやめてしまうのかといえば、その習慣の価値が自分の中で弱まるからだと思います。
効果を実感できないと徐々になんのためにやっているのか、本当に続けることに意味があるのか、という気持ちが湧き出してきます。
人間は楽な方に流れやすいので、自分の中で価値のないことになったときに、その習慣を途切れさせてしまいます。
では効果を実感できる習慣と実感できない習慣はどう違うのでしょうか。
効果を実感できる習慣としては、勉強や運動、貯蓄などが挙げられます。
日々の積み重ねによる効果は、最初のうちはやはり実感できません。
しかし一定以上続けて、そのスキルが活用できるようになる、あるいは満足できるだけの実績が得られた時点で達成感を得ることが出来ます。
途中で得られた達成感は、以降の習慣を続ける力になってくれるのです。
効果が実感できない習慣には、心理的な習慣、健康のための習慣があります。
最近ではマインドフルネスが効果があるので、瞑想を習慣としている人もいるでしょう。
しかし瞑想によって得られる集中力・生産性の向上だとか社会的な行動特性が高くなるというような効果は実感できるかどうかは人によると思います。
効果が出ていたとしても、それを認識できないと、やろうという意識は揺らいでしまいます。
また健康のための習慣も同じです。
生活習慣病を予防するために色々な習慣を続けていても、それが実を結ぶかどうかはわかりません。
習慣とは別の要因で生活習慣病を患ってしまうかもしれませんし、ならなくても習慣に効果があったかどうかはわかりません。
効果がわからないと続ける意味はあるのかどうかがわからなくなるです。
効果がわからない習慣は、効果が明らかな習慣と比べると、達成感が得られない分続ける難易度は高くなります。
しかし、理想と積み重ねた事実はどんな習慣であっても変わらずにあるものです。
そういった過去と未来を意識して心折れずに続けていくことが、理想を現実にするためには重要なのです。