[自己肯定] やりすぎた自分を否定しない
日々の生活の中でやりすぎたと思うことがあると思います。
寝すぎた、食べすぎた、遊びすぎた、使いすぎたなどが挙げられるでしょうか。
こういったことがあったときは、やりすぎたことを後悔しがちです。
ですが私はやりすぎた自分を否定せず、やりすぎるくらいやったことに満足すべきだと思います。
なぜやりすぎが起こるのかといえば、自分にとって直面していたやりたいことが、自分の自制心を大きく上回っているからです。
そして事後に、やりたいことへの気持ちが収まり自制心よりも小さくなることで、あるべき自分、なりたい自分とのギャップを感じ、後悔につながるのでしょう。
ここで考えた方が良いのは、なりたい自分と今の自分をどう捉えるかという点です。
やりすぎたことを失敗したと思い、後悔するということは、なりたい自分はやりたいことを制御出来ている自分ということになります。
そしてなりたい自分に拘ってしまうことで、制御しないまま行動したという事実を良くないものと感じているのではないでしょうか。
なりたい自分を思い描くことは、重要です。
なりたい自分と今の自分を比較することで、ギャップがどこにあるかを認識できます。
そしてそれを埋めるためにはどうすればいいのか考え、行動ていくことで、なりたい自分に近づく事ができます。
しかし、なりたい自分に拘りすぎるのはよくありません。
拘り=執着は不幸のもとであり、幸せに過ごすためには執着を無くすことが重要であるからです。
自分がやりたいようにやったのであれば、満足感、達成感を得ることが出来るはずです。
これを余計な拘りによって自己否定感で上書きしてしまうのは、もったいないのでやめた方が良いです。
一方でなりたい自分とのギャップも認識すべきだと思います。
欲望をコントロールできる自分になりたいのであれば、やりすぎたタイミングは自分のことを見つめ直す良い機会です。
なぜ自分は欲望に忠実になってしまうのか、理想の自分の近づくためにはどうすればいいのか考え、行動に移していくと良いでしょう。
なりたい自分と、欲望に忠実な自分を、俯瞰で捉えることが重要です。
今の自分が、やりすぎたかもと感じるくらいやりたいことをやったのですから、そのことについてはただ満足しましょう。
ただ自分となりたい自分の差から、どうすればなりたい自分に近づけるのかを考え、成長していくことが大事なのだと思います。
欲望に忠実になりやりすぎたときは、チャンスだと捉えるべきです。