アイデアは抽象化から生まれる?抽象化力を身につけよう
どうも、いおねむです。
あなたは物事を抽象化できていますか?
抽象化して考えることができれば、あなたが苦手なことも簡単になるかもしれません。
今回は、抽象化についてお話します。
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抽象化とは
そもそも抽象化ってどういうことでしょうか。
前田裕二さんの『メモの魔力』という本に書かれた説明を引用させていただくと、抽象化とは「他の分野にも応用可能な気づきを得ること」です。
抽象化して考えることができれば、他の分野の知識を活かしたアイデアが浮かんでくるようになるのです。
なぜ抽象化が大事なのか
一つの分野についてだけ考えても、新しい発見というのはなかなか出てきません。
特定の分野のことという前提で考えているので、自然と視野が狭くなってしまうのです。
視野を広げるために、抽象化して考えると、別の分野の知識を上手く使うことができるようになります。
抽象化は、あなたのアイデア力を鍛える武器になるのです。
抽象化して考える具体例
そうはいっても、抽象化ってどういうことなのか、ピンと来ない人もいるでしょう。
そこで2つほど抽象化して考える例についてご紹介します。
外国語の文法
ヨーロッパの人たちは他の国の言語を覚えるのに苦労しない、って話は聞いたことあるのではないでしょうか。
なぜヨーロッパの人たちが他の国の言語を覚えるのに苦労しないのかっていうと、ヨーロッパの言語って基本的な文法は同じだからです。
いわゆるSVOCってやつですね。
自分の分かっている言語と文法は同じで、単語がちょっと違うだけだから、他の言語を使うのに苦労しないわけです。
逆に海外の人にとって日本語が難しいのは、日本語を使うときに自分の知っている言語を応用しづらいからです。
音響と電気回路
これは、私が恩師が講義で話していたことです。音響について勉強していた人はご存知でしょうが、音響の理論と電気回路の理論てとても似ているんです。
ですから電気回路で新しい理論が出てくれば、その理論を活かして音響の発展が起こるなんてこともあるんですよ。
抽象化力を鍛える「なぞかけ」
「抽象化能力が大事なのはわかったけど、どう鍛えれば良いの?」という方には、日本古来のテクニックがオススメです。
それは「なぞかけ」です。
「AとかけてBと解く」「その心は」「どちらもCでしょう」というようなやり取り、聞いたことありませんか?
2010年頃には、ねずっちさんという芸人さんが、テレビでよく披露されていました。
その頃にバラエティ番組を見ていた方なら何となく覚えているのではないでしょうか。
AとBという一見関係のないところから、Cという共通点を探し出す。
これも抽象化して考えることの一種です。
抽象化力を鍛えたいのであれば、一見関係のない2つの物の共通点を探してみるところから始めてはどうでしょうか。
まとめ
一つの分野で新しいアイデアを考えつくのは、とても難しいことです。
しかし、他の分野の知識を活かせば、新しいアイデアが浮かんでくるかもしれません。
他の分野の知識を活かす力が抽象化力です。
抽象化力を鍛えるために、共通点を探し出す訓練をしてみてはどうでしょうか。
抽象化力が高まれば、今まで気づかなかったことが見えてくるかもしれませんよ。