人に共感するときに気をつけるべきポイント

人の話を聞く時には共感することが一番大事です。

しかし相手の話が愚痴や悪口なのだとしたら、そのまま共感してはいけません。

愚痴や悪口のような悪意は伝染してしまうものです。何も考えずに相手に共感してしまうと、あなた自身まで悪意を持ってしまうでしょう。

人に共感するときには、悪意には共感しないように気をつけるべきポイントがあるのです。

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話のときには共感することが大事

話をするときに相手が求めているのは、意見に共感してくれることです。

自分の意見に共感してもらえれば、自分の考えは正しいことを確信するでしょう。自分の意見が人に認められたと感じられれば、承認欲求が満たされ満足できるのです。

あなたの意見は伝えるべき?

話をするときにやってはいけないのは、あなたの考えを伝えることです。

人の話を聞いたときに、相手に建設的に考えてもらえるようにあなたの考えを伝えようとしてしまうかもしれません。ですがあなたの意見を主張してしまえば、話はこじれていってしまいます。

相手が話したいときというのは、自分の意見を認めて欲しいときです。ハッキリ言ってしまえば、相手は自分と異なるあなたの意見には興味はないのです。

共感の基本はオウム返し

相手の意見に共感するときに大事なのは、相手の考えをそのまま自分の言葉に置き換えてアウトプットすることです。

最初はオウム返しでも構いません。相手が言ったことをそのまま返すというのは、相手の話を聞いているんだということを伝えることができます。

あなたが自分なりに頭の中で噛み砕くために黙っていたら、相手は聞いてないのではないかと不安になります。もし相手と違うあなた自身の意見を伝えてしまったら、相手は反発するでしょう。

相手が不快に感じるような反応をするのに比べれば、オウム返しは効果的なのです。そして、自分なりの表現に変えてみる、相手の感情を言葉にしてみるというようなレベルまで工夫できれば、相手は話相手としてのあなたに満足してくれることでしょう。

悪意は自分に伝染らないよう気をつける

相手の話が愚痴や悪口だったときは、返す言葉に気をつけましょう。

悪意というのは伝染してしまいます。愚痴や悪口を発してしまうと、あなた自身も悪意を持ってしまうかもしれません。

愚痴や悪口に共感を求められたときには、上手く受け止めてアウトプットからは悪意を除くようにしましょう。

悪意を口から出さずに共感できれば、あなたに伝染る悪意を抑えることができるのです。

まとめ

今回は人の話を聞くときに注意すべきことをお話しました。

人が話しているときには、大抵の場合あなたの意見は求められていません。

上手く相手の話を聞き、相手の気持ちを満たしてあげることを意識しましょう。

そして悪意が含まれていたときには、自分に伝染ってしまわないよう気をつけてください。

今回お話した内容は、有名なビジネス書である”7つの習慣”の第5の習慣を元に私の考えをまとめたものになります。

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Tactics,読書

Posted by nemuio