なぜ怒りを抑えられないの?怒ってしまう心理とは
ちょっとしたことでつい周りの人に怒りを向けてしまうことってありませんか?
例えば子供が悪いことをしたとき、優しい言葉で向き合おうと思っていても、つい怒ってしまうことはないでしょうか。つい怒ってしまうから、怒らないように気をつけようと思っていても、同じような場面で怒ってしまっていませんか?
周りの人に怒りを向けてしまう原因は、相手ではなくあなた自身にあります。怒らないようにするには、怒りの感情を抑え込むのではなく、なぜ怒ってしまうのかについて考えることが大切なのです。
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なぜ周りの人に怒りを向けてしまうのか
周りの人に怒りを向けてしまうのは、元々相手を不快に感じているということを理解しましょう。
嫌われる勇気で有名なアドラーの目的論では、全ての行動には目的があると考えます。では周りの人に怒りを向けてしまう目的はなんでしょう?
簡単に考えれば、怒る目的は相手に不満をぶつけたいとなります。つまり怒ってしまった相手に対して、元々不満を持っていたのです。相手に不満があり不快に感じていたからこそ、怒るチャンスを探していて、ちょっとしたことを理由に怒りを向けてしまっているのです。
例でいうと、子供が悪いことをしたから怒ったのではありません。あなたは子供が理想の振る舞いをしてくれないことで不満なので、元々怒るチャンスを探していたのです。
怒りの原因の不快感はあなた自身の問題
相手を不快に感じているのはあなた自身ですから、あなたの考え方を見直す必要があります。
元々相手に不満があるのであれば、あなたが怒らないようにしても限界があります。
怒る理由は自分の感情なのですから、相手に対しての気持ちが変わらなければ、またちょっとしたきっかけがあれば怒ってしまうでしょう。
大事なのは考え方を見直すことです。相手を不満に思う原因である、理想の押し付けを見直しましょう。あなたが相手に理想を求め過ぎなければ、怒ることもなくなります。
相手が子供なら、良い子じゃなきゃいけないと思い込まなければ、怒る理由はなくなります。
本当は怒りたいけど無理やり抑え込んで不満を増幅させるよりも、怒る理由を見直して不満をなくす方が良いと思いませんか?
まとめ
あなたの考え方を見直せば、周りの人に怒りを向けてしまうことはなくなります。
怒ってしまう原因は、あなたが感じている周りへの不満です。周りに理想を求めることをやめれば、不満も自然になくなっていくでしょう。
感情は無理やり抑え込むよりも、原因をなくす考え方の見直しが大事です。