いらないものは処分する

世の中では断捨離だとかミニマリストであるとか、いらないものを捨てものを周りに置かない生活が定期的に取り上げられます。

私もミニマリストまではいかないまでもものは少ないほうが良いという考えでいます。いらないと思えたものは早々に処分してしまいましょう。

なぜ、ものを処分すべきか

第1に自分のものを処分するのは、大抵の場合自分ではないということです。

それなりに生きていれば身近な親族との別れを経験し、遺品整理をしなければいけなくなることもあるでしょう。残されたものの中には代々引き継いでいきたいような貴重品や、捨てられない故人との思い出のものなどもあるでしょうが、大半のものは残された人にとっていらないものです。自分になにかあったときに他者に迷惑をかけないように、持っておくものは思い入れの深い最低限のものにしておいた方がよいと思います。

第2にものを持っているというだけで管理コストが生じるということがあります。会社勤めをしていると棚卸しなどで在庫を確認するので、管理コストの問題がわかりやすいのではないでしょうか。ものというのは手に入れたらそれっきりというものではありません。使っていくためには部品交換などのメンテナンスも必要ですし、保管するだけでも場所を確保したり、ものによっては傷まないように温湿度を整えたりも必要かもしれません。消耗品であっても多めに買っておいたら、どこにあるかわからなくて探す時間を取られたり、酷い場合探したけど見つからずに新しく買ったりというケースもあるでしょう。持っているだけで意味があるものはまだしも、持っていても持っていなくても良いものをただ安いからと持っていたらお金では分かりづらい損失が発生します。

最後にものがない状態というのは快適だということをあげます。少し管理コストの話と被りますが、ものがあると探す、選ぶ、整理するなどの手間が日々かかります。しかしものがない状態であれば探しものはすぐ見つかりますし、選ぶ選択肢も少ないので余計な時間はかかりません。PCをある程度触っている人はドライブのデフラグなんかをしたことがあるでしょう。あれは空いている領域に一旦動かして整えて詰めるという形で最適化しているので、ドライブの空き容量が大きいほど効率よく出来ます。ものの場合も同じで、余計なものが無ければ整理整頓を行いやすくなります。

色々な点からものを減らすべき理由を挙げてみましたが、私自身そこまでものを減らせているわけではありません。それでもシンプルな生活を目指し、複利思考で毎日少しずつでもいらないものを処分しています。

時間術

Posted by nemuio