情報を集めるときに気をつけるべきこと
都合の悪い情報をスルーしない
情報を集めるときには、あなたにとって都合が悪い情報も集めるようにしましょう。
あなたが知りたい情報を集めるときには、都合の良い情報ばかりを追ってしまいがちですが、その情報が本当に正しいものかは分かりません。あなたにとって都合の良い情報と悪い情報の両方を確認するようにしましょう。2種類の情報それぞれの正しい部分を認識して、落ち着いてあなた自身の結論を出すのが大事です。
見逃しがちな都合の悪い情報
あなたにとって都合が悪い情報は見過ごしがちです。
あなたが答えを探して調べ物をするときには、あなたの知識がそれをサポートします。メンタルモデルのような形で、持っている知識から想像できる答えに近づいていくことになります。そうやって導き出した答えは、あなたの知識で納得できるものですから受け入れやすいでしょう。しかしその過程において、あなたの知識で納得しづらい、都合の悪い情報を流してしまいます。
あるいはSNSなどで気持ちと一致する答えが見つかれば、それだけを盲信しその他の意見が頭に入らなくなるかもしれません。
都合の悪い情報の価値
都合の悪い情報には価値があります。
あなたにとって都合の悪い情報には、考え方を整理させてくれる効果があります。ものごとの正解は1つではありません。あなたにとって都合の良い情報は正しいもの、都合の悪い情報は間違ったものだと認識してしまうかもしれませんが、ある意味ではどちらも正解なのです。大事なのは見方であり、色々な角度から見ることで違う側面が見えるのです。なぜ都合の悪い情報があるのか、どういう立場の人の意見なのか、どんな裏付けがあるのかを追ってみるようにしましょう。都合の良い情報を追うだけでは見えない、考えるべき前提だとか視点に気づくことができるでしょう。
情報のバランスを取る
都合の良い情報と悪い情報の間を取りましょう。
あなたにとって都合の良い情報も都合の悪い情報も、特殊な事例に過ぎないかもしれません。色々な情報を確認して、一部の事例に固執しないで納得できる結論を導き出しましょう。
最終的な結論が最初に見つけたあなたにとって都合の良い情報だったとしても、都合の悪い情報を追うことで得られた観点には価値があるはずです。
まとめ
あなたにとって都合の悪い情報を確認し、都合の良い情報と比べるようにしましょう。
都合の良い情報はあなたにとって受け入れやすい反面視野を狭めてしまいます。都合の悪い情報は触れるだけでも拒絶感を覚えるかもしれません。しかし都合の悪い情報は見逃していた視点を気付かせてくれることでしょう。情報を幅広く集め、多角的に結論を出すことが重要なのです。