夜読書のすすめ

夜に読書をしよう

寝る前に読書をするのは睡眠の質を上げるのに効果的です。

人間の脳は安定しようとする働きがありますので、難しい物事と向き合うと休む方向に働くそうです。難しい本を読むことで休ませることができます。寝る前の読書で新しい情報を取り入れつつ、睡眠の質を上げましょう。

夜読書は副交感神経を優位にする。

夜の読書は副交感神経を優位にするので、睡眠の質が上がります。

人間の体は自律神経によって動いています。自律神経には交感神経と副交感神経があります。交感神経は体を活発に活動させる時に働くものです。副交感神経は寝ている間に体を休め、回復させる方向に働きます。

日中は交感神経が優位になり、夜間は副交感神経が優位となるのがいわゆる自律神経が整っている状態です。副交感神経が優位になれば、すっと睡眠に入る事ができます。夜の読書には副交感神経を優位にする働きがあるので、睡眠の質を上げることができるのです。

交感神経と副交感神経の性質

副交感神経を優位にするために大事なのは、交感神経を活性化させないことです。

交感神経は緊張したり興奮することで急に活性化します。よく言われる寝る前のPCやスマホが良くないという理由として、交感神経が刺激され続けるというのがあります。近くの画面を見続けると目の周りの毛様体筋が緊張します。緊張は交感神経を活性化しますので、交感神経が優位な状態が続きます。

交感神経は急に活性化しますが、副交感神経は緩やかにしか上がらないという性質を持っています。しかも年を取ると副交感神経の働きは下がってしまうそうです。つまり副交感神経を優位にさせるためには交感神経を抑えて副交感神経を優位にする工夫が必要なのです。

読書の力

読書は副交感神経を優位にするために有効です。

6分程度読書をするだけで副交感神経が優位に切り替わるそうです。副交感神経の性質を考えると読書には交感神経を抑える力があるということでしょう。また読書にはリラックス効果もあります。イギリスの研究によれば、ストレス軽減の効果が一番高い活動は読書だそうです。ただし読書媒体には気をつけなければいけません。電子書籍で読書をすると交感神経を優位になり、期待している効果が得られないので注意が必要です。

まとめ

夜寝る前に読書をするというのは睡眠の質を上げる効果があります。

読書は体を活性化させる交感神経が働くのを抑え、副交感神経を優位にする働きがあります。夜になったら交感神経が活性化しないようPCやスマホなどの使用は控え、読書をすることでより良い睡眠を取るようにしましょう。